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2003年10月にこの小児クリニックを開院致しました

 開院の動機を書き留めておきます 

麻生区の中でも小児科医が少ない栗平周辺の方々から開業のご要望がありました。

保健所長をしておりました時に川崎市地域医療審議会特別部会という会議に行政の立場から出席いたしました。
その会議におけるテーマの中心が「川崎市における小児救急」についてでした。川崎市も日本国内の他地域と同様の状況で、38度位の発熱や咳・鼻が出るといったいわゆる上気道炎などの軽症で救急外来を利用する方々が大変多く、さらには38度の発熱だけで救急車で病院にかけつける患者さんもおられます。結局、総合病院や大学病院の救急外来が本来の役割(重症の救急患者さんの診察を行う)を果たしえないという現状にあります。
そこで各医療機関の役割分担を明確に、地域におけるホームドクターが日常診療の中で「急場の家庭における対処法」もきちんとお伝えしていく必要があることを痛感いたしました。

保健所におりましたとき、小児科医ということで小児科関連の話を地域のお母様方にいたしますと、質問を沢山いただきました。その中には、昔であればお隣近所の方々がアドバイスをして差し上げて解決していたようなことも沢山含まれておりました。核家族化が進む中、小児科医としてお子様の健康にかかわるちょっとした疑問点の解決に向けてご家族と十分にコミュニケーションを取りながら、アドバイスをさせていただくなど、お役に立たちたいと思いました。

こうして現在に至っています。当初の気持ちを新たに、診療に取り組んでがんばっています。